病院ブログ

DMAT初号チーム 技能維持訓練へ参加
2017.10.10
今回、私たち「上天草総合病院DMAT 初号チーム」は、9月29日(金)~30日(土)
長崎で開催された技能維持訓練に参加した。
DMATは5年間の期間で、2回の技能維持訓練と1回のDMAT地方ブロック訓練を
行わなければならない。
私はDMATの調整員として、熊本地震で初めて災害現場出動した。
益城町での被災者の安否確認や小さな救護所を役場入り口に立ち上げ、
医師と看護師は処置を行っていたが、調整員の自分は何をしていいのか?
どうしたらいいのか分からなかった。しかし、
被災の方々がどんどん役場に押しかけて来られたため、物資の搬送や
被災者の方への配給など現場での手伝いをした。のちに、
DMATの現場のプロの方へ話を聞くと、調整員の役割などなく、現地へ行ったら、
気付いた所、声がかかった事、目に見えた所など、いろんな所に手伝い、
援助してくださいと助言をもらった。さて、今回の技能維持訓練では、
医師、看護師、調整員に分かれ、職種毎に講義、実習シミュレーションなどが行われた。
熊本地震を経験しての今回の訓錬であり、災害が起きたときに
どう行動したらいいのかを再確認する機会となったが、
改めて行動の難しさを痛感した。
机上訓練では病院支援受援演習を行い、実際の災害を想定して病院側の
受け入れを当病院チームが行ったが、こてんぱんにやられ、心が折れ、みんな下を向いて
無言!毎回、この研修で「視野を広げ、伝達をよく聞き、もれなく記載する!」を
反省点に挙げているが、今回も上手く出来なかった。
今回の研修を通して、講義も演習もとても勉強になった。
まだまだ知らないことばかり。いつ起こるかわからない災害に備えて、
もっともっと勉強せねば!
IMG_20170930_111035
IMG_20160415_080355

                                                                                                           (T.T)
平成29年度第2回上天草総合病院地域連携会議のご報告
2017.09.28
今年度2回目となる、上天草総合病院地域連携会議を、平成29年9月21日19時から、
上天草総合病院6階講堂で行いました。
今回は姫戸・龍ヶ岳地区、天草地区の医療福祉関連施設の方々を対象に、
医師や薬剤師、看護師、介護支援専門員、相談員および上天草市福祉課からと
多職種の方々に参加して頂きました。
最初に、当院の地域包括ケア病棟が発足して1年経過したことから、
「地域包括ケア病棟の経過報告」を担当相談員の東矢が報告を行いました。
ケア病棟への入棟は、ほとんどが当院の一般病棟からで、
他院からの転院も数例あったこと。退院した9割の方が自宅退院であったこと。
退院前のカンファレンスや自宅改修のための訪問を行っていることなどが発表されました。
続いて、参加者全員が自己紹介を兼ねて、日頃、当院や地域に対する連携についての
感想や要望を述べて頂きました。
その中で、「病院外での看取り」が地域連携の主要な問題、との指摘があり、
施設における家族との話し合いや、ICTネットワークによる情報の共有化、
遠隔(離島)での死亡確認に関することも討議され、さらなる学習が必要と思われました。
その後、各施設の利用状況(空き状況や待機状態)を報告して頂き、
今回の連携会議を終了しました。
昼間の仕事の後にも拘わらず、多くの方々にご参加いただきました。
有意義な時間となりましたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。
次回は、平成30年1月18日㈭(19時から20時まで、当院6階講堂)を予定しております。
事前にご案内申し上げますので、ご参加のほど、よろしくお願いします。
IMG_3587
IMG_3588
                                                                                                                  (M.H)
熊本県視能訓練士の会が開催されました!
2017.09.07
看護学校2階講堂で『 第7回熊本県視能訓練士の会 』が開催されました。
今回のテーマは「 へき地医療 」について。
特別講演は『 へき地医療から考える三歳児健診視覚検査のこれまでとこれから 』
と題し、当院視能訓練士の蕪龍大が講演いたしました。
また教育講演は『 上天草市役所インターンシップでの経験~今後の官学連携の可能性~ 』
と題し、熊本大学大学院の穴井茜先生に講演をしていただきました。
会の終了後には看護学校の食堂をお借りして懇親会も開催いたしました。
当日は天気にも恵まれ、食堂から見える龍ヶ岳の島々と海の大パノラマに、
参加者の皆様がカメラのシャッターを切る音がしばらく鳴りやみませんでした。
本会を通じて、県内各地の視能訓練士の皆様に天草地域の健診業務の現状を
知っていただくと同時に、私自身も自分にできることは何なのか考える良い機会と
なりました。今後も県内の視能訓練士の皆様との交流を深め、連携して、
様々なことに取り組んでいきたいと思います。
本会の開催にあたり、看護学校の先生方をはじめ多数の方々にご協力いただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
IMG_0493
IMG_0507


                                (H.K)
メンタルヘルス講演会を受講して
2017.08.30
8月22日(火)臨床心理士安達圭一郎先生より「皆を活かす職場の人間関係」の
題名で講演がありました。
近年、心を病んでいる人が非常に多くなっており職場の上下関係でうつ病を
発症する人が増加しているとのことです。厚生労働省が発表した
「2014 年患者調査」によると、うつ病などの気分障害(気分が正常の範囲を
超えて高揚したり落ち込んだりすることが続くこと)で医療機関を受診している人は
111万6千人とのことでした。
特に都心部に多いようです。うつの症状のスライドが出たときに私もそうだと
思われた方もいらっしゃったのではと思います。大うつ病の診断に(DSM―5)が
有るそうです。講演の中でも私が興味を惹かれたのが
「うつはなぜおこる?」と云うところです。
そこで「バケツ理論」と云うのが話されました。まず根底に「脳の状態」があり、
その上に「幼少期の母子関係」があり、その上に「日常的な労働要因」が
有るというのです。ここまでではバケツから水はこぼれず発症しないのですが、
この上に「人間関係」が乗っかると一部の人では水があふれ出し、
うつが発症すると云うのです。今回の話のメインは「職場の人間関係!」で、
①人間関係が心の健康の鍵であること
②人間関係の質が向上すれば人生の質も向上するとのことでした。
今回は「働きやすい職場環境をつくる上司」というキーワードが多く出てきました。
最後にちょっとした心構えと云うのが有りましたので書き加えておきます。
①一人ひとりが今できる範囲でやれることを誠実におこなう
②周囲が各々の「今できる範囲」を尊重する
③職場は生きていくための糧を得る場であると同時に、
 地域社会に貢献する場でもあることを認識する
④従って、とてもやり甲斐のある場
であることを知るということでした。
IMG_3526
IMG_3529

                             (Y.T)
感染症学術講演会と尺八コンサート in 天草
2017.08.30
8月10日、元国立感染症研究所所長で、現在岡山環境保健センター所長である
岸本寿男先生をお招きし感染症学術講演会を開催しました。
岸本先生は以前、当院和田診療部長がマダニ関連の新興感染症の
研究班の班長をされていた時から交流があり、
尺八の師範ということで今回はジャズギター奏者の蓮見昭夫氏と共に
「~時代とジャンルを超えた尺八の詩人~」と題してのコンサート公演もありました。
初日は天草四郎メモリアルホール、当院1階ロビーにて演奏して頂き、
18時から当院にて「最近話題の感染症について、その対策は~特に梅毒の急増について~」
ご講演頂きました。
急増する梅毒、またクラミジア、HIVなどの性感染症の病態や現状そして
岡山県での性感染症を防止する取り組みついて講話頂きました。
若年層への性に関する意識調査や岡山県では「岡山エイズ感染防止対策」
として受けやすい検査、医療機関・保健所等の関係機関との連携、
戦略的な普及啓発について、終了時間が惜しくなる程、興味深くわかりやすい講演でした。
2
3
翌日11日の崎津天主堂にて「音楽と祈りのひととき」と題した演奏では
岸本先生がお持ちの珍しい石の尺八も触らせて頂きました。
岸本先生の巧みな尺八の演奏と蓮見氏の奏でる優しいギターの一体感はとても
心地よく幻想的で空間まで演出して頂きました。
13日は長崎県の浦上天主堂での演奏もあり、
ご多忙のなか天草を楽しんで頂けたように思います。
ご高名なお二方とお会いできたことがとても貴重でした。
「来年も来たい」という岸本先生のお言葉を信じて来年を楽しみにしています。
1
                                                                                        (H.M)
1 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 73
外来診療
担当医師表
採用情報
上天草市立上天草総合病院