病院ブログ

防災訓練を実施しました
2018.11.08

平成301028日(日)に上天草市の総合防災訓練に合わせ、院内でも防災訓練を
実施しました。当院は天草医療圏における災害拠点病院に指定されており、
DMATチーム(災害派遣医療チーム)を2チーム有しています。

今回の訓練は、災害発生後の上天草総合病院BCP計画(事業継続計画)に沿った
対策本部及び各部署・職員の役割分担を確認するとともに、課題を発見し職員の防災意識の
向上等を主な目的として実施し、職員、看護学生併せて
120名が参加しました。

訓練想定は、市の総合防災訓練に合わせた、午前900分頃、南海トラフを震源とする
マグニチュード9の地震が発生し、上天草市では震度
6弱の揺れを観測。
津波警報が発表され、傷病者も多数発生しているとしました。

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1部の訓練は、市の訓練として、病院1階フロアーにおいてシェイクアウト訓練、
そして津波を想定し、医事課職員が患者役の看護学生を
3階へ避難誘導、津波を知らせる
オレンジフラッグ掲出等の訓練を実施ました。

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2部の訓練は、病院独自の災害拠点病院としての傷病者受け入れ訓練を実施しました。

災害発生後に、脇田病院長が災害対策本部長となり災害対策本部を2階会議室に立上げ、
院内の被災状況やライフラインの確認等においては、職員の役割分担の確認を行いました。

その後災害医療への切り替え宣言を行い、溝部副院長が診療統括本部長となり、
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トリアージエリア、赤・黄・緑エリアに各担当者を配置し、傷病者受け入れ訓練を
行いました。ほとんどが初めての経験で、連絡や情報共有など戸惑いもありましたが、
時間がたつにつれ本番さながらの緊張感のある訓練となりました。

終了後病院長より、訓練を通じ職員の防災意識を一層高めるとともに災害拠点病院としての
役割を果たせるよう防災への取り組みを行っていくとの訓示がありました。

この地域での安心・安全な医療の提供のために、災害対応能力の向上に努めてまいりたいと
思います。

                                 (C.M)

上天草総合病院大運動会
2018.10.04
 平成30年9月29日待ちに待った運動会。あいにくの天候に
より病院隣の体育館での開催となったが、記憶に残る
大変盛り上がった運動会になった。実行委員においては
仕事で忙しい中、小学校のグラウンドに足を運びスタート、
ゴール、準備物の確認等本番さながらのイメージを描きながら
汗したのでちょっと残念。
 プログラムも雨天用は、まったくもって考えておらず、
あわてて変更した。前日から万国旗をつるし、入退場門を
設置し各団旗を貼って準備していくと徐々に運動会の雰囲気を
醸し出していった。

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 当時は、サンシャイン井手尾による元気な選手宣誓に始まり
鶴浜助産師によるエアロビ準備体操は、ちょっとハードだったけど
楽しかった。
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顔を濡らして粉を顔いっぱい真っ白、真っ黒に
したり、バットを頭につけ周回しゴールに向かうが、まっすぐ
進まず右に行ったり、左に行ったり挙句には、斜めに走りながら
転んでしまった。会場いっぱいが笑いの渦に包まれた。

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看護学生による応援合戦、各学年趣向を凝らした演出で見ている
観客を楽しませてくれた。圧巻は、巷で話題のダンシング・ヒーローを
披露してくれた3年生の演舞だった。樋口学校長の仮装も見所だった。
終わってみれば、樋口団長率いるグリーンチームの圧勝で閉幕した。
リレー競技がなかったのが残念だったが、屋内ならではの楽しい
終始笑い、笑顔の絶えない運動会だった。来賓の方々も満面の笑顔で
最後まで観覧していただいた。感謝、感謝です。
 けがもなく無事に最後まで終えられたもの参加された全ての方々の
おかげです。350名の参加者の皆さんお疲れ様でした。3年後の
運動会も楽しみにしていて下さい。

                            (O.T)
平成30年度 第2回上天草総合病院地域連携会議
2018.09.27

920日(木)午後7時から平成30年度第2回上天草総合病院地域連携会議が
開催されました。今回は、姫戸・龍ヶ岳・天草市地区を対象として、院内を
含め46名の参加がありました。

 蓮尾事業管理者のあいさつに始まり、脇田院長の「看取りについて」では、
看取りの状況と場所に応じた看取りについての講演内容でした。

 講演の中で、国民の意識調査で、「自宅で最後まで療養したい」と
「自宅で療養して必要になれば医療機関等を利用したい」を合わせると、
6割の人が自宅で療養したいと回答されていました。
しかしながら、病院での死亡は8割に達しており、最期まで自宅で療養するのは、
本人や家族の不安、家族の介護負担があり、困難と考えているとの結果でした。

 「自宅で最後まで自分らしくいきること」を支援して、出来るだけ在宅で看ていける
多職種連携協働の地域包括ケアシステムの構築、それには介護と医療の両方に関わる
訪問看護を充実して連携していくことが必要と話されました。

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 参加頂いた開業医の先生からは24時間拘束されることになるので自宅での
看取りは厳しい、病院と連携でき、訪問看護と協働して出来るようシステム化
されればとの意見がありました。
施設でも看取りをしているが、医師一人で対応しているため負担があり、
病院と連携が取れれば安心して看取りに取り組んでいけると感じていますとのことでした。

それに対して、蓮尾事業管理者から現状では医師不足により難しいですが、
医師確保に取り組み、在宅での看取りを推奨していく方向で考えていますと回答されました。

 また、訪問看護ステーションからは自宅で看取るには家族の不安や負担が強いこと、
家族の覚悟が必要であること、スタッフにはコミュニケーション能力が求められ、
信頼関係を築くことが大事であると話されました。

 今回、それぞれの立場での話を聞くことができ、その人らしい最期に寄り添い、
看取りに取り組んでおられることを感じました。

                                                                 (R.M)

ヘルスケアタウンミーティングについて
2018.09.12
 上天草総合病院では、病院理念として「信頼される地域医療」を
掲げております。
 地域住民の皆様に、上天草総合病院を身近に感じていただき、
住民の皆様に信頼される病院を目指すべく、本年度から始まった
企画としてタウンミーティングを開催させて頂くことと致しました。
開催の目的は、地域住民と直接対話をする場・機会を設け、
上天草総合病院における医療の現状を住民の皆様に知っていただき
(当院各部署の紹介や当院で行っている取り組みその他)、
ご理解を賜りながら、医療の質の向上を図り、地域住民に信頼される
病院を目指す、つまり当院の病院理念である「信頼される地域医療」を
実践することです。地域住民の皆様のご意見・ご要望・ご質問を
お伺いして、地域での問題点・ニーズを把握し、病院運営に反映し、
地域包括ケアシステムに病院として貢献することができれば、と考えました。
 これまで、2018年7月25日に龍ヶ岳町、8月22日に姫戸町において
開催させていただきました。多くの住民の皆様にご参加頂き、
心より感謝と御礼を申し上げます。当院の治療診療の現状、
各部署の紹介(龍ヶ岳町では、看護部・リハビリテーション部門・
透析室の紹介、姫戸町では、検査部・放射線科・地域医療支援課の紹介)
をした後、5~6つの小グループに分かれて討論・座談会を行ない、
住民の皆様から貴重なご意見並びにアンケートを多数頂きました。
今後の病院運営改善へ役立てて参りたいと存じます。
 地域の病院にとって、医療人材確保、地域医療構想など病院を
取り巻く環境は厳しいものがございますが、地域自治体病院として、
その使命を果たすべく、職員一同、今後も地域医療に貢献して
行きたいと存じます。

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 今後、9月19日に松島町、10月24日に大矢野町において、
タウンミーティングを開催する予定です。皆様方のご意見・
ご要望・ご質問を賜ることができればと思っております。
また、今年度中に各地区(龍ヶ岳、姫戸、松島、大矢野)において、
第2回目のタウンミーティングを開催し、1回目同様に、当院の
現状報告、各部署紹介、グループ座談会に加えまして、
1回目に各地区で宿題としてお預かりした問題点その他につきまして、
ご回答の場を設けさせていただけると幸いです。
今後も地域住民の皆様に信頼される病院を目指して職員一丸となって
尽力致したいと存じます。
 今後とも上天草総合病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

                             (T.W)
禁煙外来を始めました
2018.08.22
最近、厚生労働省研究班が、たばこの害による2015年度の
総損失額は医療費を含めて2兆500億円に上るとの報告をしたとの
報道がありました(税収、たばこ産業の利益等のプラスの経済的
影響2.8兆円、喫煙による経済損失4.3兆円)。この損失には
医療費、介護費用、火災等による損害を含んでいます。
たばこが、がんや慢性閉塞性肺疾患(以前は肺気腫と呼んでいました)
動脈硬化性疾患(脳卒中や心筋梗塞等々)など様々な疾患の原因になる
ことはみなさんご存知と思いますが、それに加えて火災による損害、
吸い殻の処理に掛かる費用も莫大なものです。また、この統計には
含まれていないようですが通院のために仕事を休むことによる
生産性低下、交通費もばかになりません。
 近年は加熱式たばこがあたかも身体によいように宣伝されており
利用者が増加しています。確かに有害物質は燃焼式たばこに比べて
少ないのですが燃焼式たばこより害が少ないという科学的証拠は
ありませんので、過信しない方が無難です。
 最近、受動喫煙が大きく取り上げられてるようになっていました。
公共の場所では喫煙できなくなってきていますね。日本では受動喫煙に
よって年間1万5千人が死亡しているというショッキングな報告もあります。
 たばこ税はじわじわと増税されていますので、売れ筋のたばこは最近では
1箱420~460円くらい、1日1箱吸うと年間15万円以上が煙になることになります。
 ある統計では喫煙者の4人に1人はタバコを止めたいと考えているそうですが、
そのことはいかに禁煙が難しいかを物語っていると思われます。
現在、喫煙習慣はニコチン依存症ととらえられており、依存性、習慣性の
強いニコチンから逃れられなくなっている”病気”だと考えられています。
 禁煙外来は、そのようなニコチン依存症の”患者さん”が無理なく禁煙
できるようにお手伝いする場所です。よく話し合った上で最適な禁煙方法を
提案し、3ヶ月ほどの治療を行います。その間に5回通院するとしても
使用する薬にもよりますが、自己負担が3割の人の費用は
合計1万3千円~2万円程度です。年間15万円以上の出費より
随分お得ですね。
 たばこを止めたいけど1人で禁煙する自身がない方はご相談下さい。

予約診療:金曜日 13時00分から14時00分まで
     必ず事前に問い合わせをお願いいたします。

                            (T.M)
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