病院ブログ

7月1日（土）に病院6階講堂にて第40回上天草総合病院院内学会が開催されました。

新型コロナウイルスが猛威を振るい、中止やオンラインのみでの開催が続きましたが
感染症法上5類に引き下げられたこともあり、オンラインとのハイブリッド形式ではあるものの、数年ぶりに現地での開催が叶いました。

院内学会は13題の演題が出揃い、例年どおり3セクションに分けられ行われました。

1セクション目では「輸血検査の紹介と事例報告」「天草地域における放射線安全管理アンケート調査」「天草地域における自治体別の新型コロナウイルス感染状況」「COVID-19病棟を担当した看護師の心理状況」の4題が発表されました。

2セクション目では、「看取りカンファから人生会議へのアップデート」「発熱時の氷水飲水によるクーリング効果」「病棟におけるスキンテア予防への取り組み」「ペリケアを使用した陰部清拭と紙コップを使用した陰部洗浄を併用してみて」の4題が発表されました。

間にコーヒーブレイクを挟み、3セクション目では

「きららの里の利用者に対するMMSEの結果から現状を考察」「経営状況過去5年間を比較して」「日本紅斑熱でがっちり」「サルコイドーシス・免疫血小板減少症・虫垂腫瘍外科手術後の持続性下痢にコレステロール吸着薬が著効した一例」の4題が発表されました。

例年、参加者による投票で最優秀発表および優秀発表を決定しますが、その際の投票時間を利用して、「複視で発症したWernicke脳症の一例」の発表がありました。

最優秀発表賞に選ばれたのは、4病棟看護師による「ペリケアを使用した陰部清拭と紙コップを使用した陰部洗浄を併用してみて」でした。

優秀発表賞については、臨床検査技師による「輸血検査の紹介と事例報告」、感染防止対策室看護師による「天草圏域における自治体別の新型コロナウイルス感染状況」、2病棟看護師による「看取りカンファレンスから人生会議へのアップデート」が選ばれました。

医師、看護師、医療技術者、介護員、事務など、他業種間において普段は伺い知れない研究や職務について知ることができる大変貴重な学会となりました。

発表者や共同研究者、参加者の皆様、大変お疲れ様でした！

（S.M）