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ヤマハ天草製造工場 総合防災訓練に参加して
2017.11.16
東日本地震や熊本地震のような大規模災害、
いつ身の回りに起きてもおかしくはありません。また、自然災害だけではなく
事故はもっと身近に起こり得ます。
災害や事故が発生した時にどのように行動するべきかは日頃からの訓練にかかっています。
11月10日にヤマハ天草製造株式会社で総合防災訓練が行われました。
消防署と病院、ヤマハの合同で、当院からは我々DMATだけではなく、
病棟や外来の医師・看護師など18名が参加しました。
今回のような事業所での訓練は上天草では初の試みだそうです。
訓練内容は、「爆発事故発生」「ヤマハ自営の消防班が初期消火」
「一報から消防隊に続いて救急隊が駆け付け、消火活動や人命救助、
救護所の立ち上げ、一次トリアージ」「DMAT派遣要請から到着、
傷病者の二次トリアージ開始・処置開始・優先度の高い患者より搬送」までを行いました。
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我々は既存施設内での救護所の運営を行いましたが、実際の現場で起こるような
問題に直面しました。重症患者の救護所スペースが狭く、さらに出入り口が
1つしかないために傷病者の搬送出に支障をきたしました。また、ホワイトボードを
所内に入れることができず情報が分断されたりしました。このように実際の現場では、
予期できない困難が待ち受けていると思い知らされました。
後日、写真や動画を見返した時に、訓練中には分からなかった『良かった点』や
『反省点』が見つかりこのような訓練を反復することの重要性にも気づかされました。
さらに今回の訓練を通して災害時における消防組織と医療組織の密な連携の
必要性を感じましたのでこのような総合防災訓練が継続することを期待しています。
                                                                                                                      (T.K)
DMAT初号チーム 技能維持訓練へ参加
2017.10.10
今回、私たち「上天草総合病院DMAT 初号チーム」は、9月29日(金)~30日(土)
長崎で開催された技能維持訓練に参加した。
DMATは5年間の期間で、2回の技能維持訓練と1回のDMAT地方ブロック訓練を
行わなければならない。
私はDMATの調整員として、熊本地震で初めて災害現場出動した。
益城町での被災者の安否確認や小さな救護所を役場入り口に立ち上げ、
医師と看護師は処置を行っていたが、調整員の自分は何をしていいのか?
どうしたらいいのか分からなかった。しかし、
被災の方々がどんどん役場に押しかけて来られたため、物資の搬送や
被災者の方への配給など現場での手伝いをした。のちに、
DMATの現場のプロの方へ話を聞くと、調整員の役割などなく、現地へ行ったら、
気付いた所、声がかかった事、目に見えた所など、いろんな所に手伝い、
援助してくださいと助言をもらった。さて、今回の技能維持訓練では、
医師、看護師、調整員に分かれ、職種毎に講義、実習シミュレーションなどが行われた。
熊本地震を経験しての今回の訓錬であり、災害が起きたときに
どう行動したらいいのかを再確認する機会となったが、
改めて行動の難しさを痛感した。
机上訓練では病院支援受援演習を行い、実際の災害を想定して病院側の
受け入れを当病院チームが行ったが、こてんぱんにやられ、心が折れ、みんな下を向いて
無言!毎回、この研修で「視野を広げ、伝達をよく聞き、もれなく記載する!」を
反省点に挙げているが、今回も上手く出来なかった。
今回の研修を通して、講義も演習もとても勉強になった。
まだまだ知らないことばかり。いつ起こるかわからない災害に備えて、
もっともっと勉強せねば!
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                                                                                                           (T.T)
平成29年度第2回上天草総合病院地域連携会議のご報告
2017.09.28
今年度2回目となる、上天草総合病院地域連携会議を、平成29年9月21日19時から、
上天草総合病院6階講堂で行いました。
今回は姫戸・龍ヶ岳地区、天草地区の医療福祉関連施設の方々を対象に、
医師や薬剤師、看護師、介護支援専門員、相談員および上天草市福祉課からと
多職種の方々に参加して頂きました。
最初に、当院の地域包括ケア病棟が発足して1年経過したことから、
「地域包括ケア病棟の経過報告」を担当相談員の東矢が報告を行いました。
ケア病棟への入棟は、ほとんどが当院の一般病棟からで、
他院からの転院も数例あったこと。退院した9割の方が自宅退院であったこと。
退院前のカンファレンスや自宅改修のための訪問を行っていることなどが発表されました。
続いて、参加者全員が自己紹介を兼ねて、日頃、当院や地域に対する連携についての
感想や要望を述べて頂きました。
その中で、「病院外での看取り」が地域連携の主要な問題、との指摘があり、
施設における家族との話し合いや、ICTネットワークによる情報の共有化、
遠隔(離島)での死亡確認に関することも討議され、さらなる学習が必要と思われました。
その後、各施設の利用状況(空き状況や待機状態)を報告して頂き、
今回の連携会議を終了しました。
昼間の仕事の後にも拘わらず、多くの方々にご参加いただきました。
有意義な時間となりましたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。
次回は、平成30年1月18日㈭(19時から20時まで、当院6階講堂)を予定しております。
事前にご案内申し上げますので、ご参加のほど、よろしくお願いします。
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                                                                                                                  (M.H)
熊本県視能訓練士の会が開催されました!
2017.09.07
看護学校2階講堂で『 第7回熊本県視能訓練士の会 』が開催されました。
今回のテーマは「 へき地医療 」について。
特別講演は『 へき地医療から考える三歳児健診視覚検査のこれまでとこれから 』
と題し、当院視能訓練士の蕪龍大が講演いたしました。
また教育講演は『 上天草市役所インターンシップでの経験~今後の官学連携の可能性~ 』
と題し、熊本大学大学院の穴井茜先生に講演をしていただきました。
会の終了後には看護学校の食堂をお借りして懇親会も開催いたしました。
当日は天気にも恵まれ、食堂から見える龍ヶ岳の島々と海の大パノラマに、
参加者の皆様がカメラのシャッターを切る音がしばらく鳴りやみませんでした。
本会を通じて、県内各地の視能訓練士の皆様に天草地域の健診業務の現状を
知っていただくと同時に、私自身も自分にできることは何なのか考える良い機会と
なりました。今後も県内の視能訓練士の皆様との交流を深め、連携して、
様々なことに取り組んでいきたいと思います。
本会の開催にあたり、看護学校の先生方をはじめ多数の方々にご協力いただきました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
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                                (H.K)
メンタルヘルス講演会を受講して
2017.08.30
8月22日(火)臨床心理士安達圭一郎先生より「皆を活かす職場の人間関係」の
題名で講演がありました。
近年、心を病んでいる人が非常に多くなっており職場の上下関係でうつ病を
発症する人が増加しているとのことです。厚生労働省が発表した
「2014 年患者調査」によると、うつ病などの気分障害(気分が正常の範囲を
超えて高揚したり落ち込んだりすることが続くこと)で医療機関を受診している人は
111万6千人とのことでした。
特に都心部に多いようです。うつの症状のスライドが出たときに私もそうだと
思われた方もいらっしゃったのではと思います。大うつ病の診断に(DSM―5)が
有るそうです。講演の中でも私が興味を惹かれたのが
「うつはなぜおこる?」と云うところです。
そこで「バケツ理論」と云うのが話されました。まず根底に「脳の状態」があり、
その上に「幼少期の母子関係」があり、その上に「日常的な労働要因」が
有るというのです。ここまでではバケツから水はこぼれず発症しないのですが、
この上に「人間関係」が乗っかると一部の人では水があふれ出し、
うつが発症すると云うのです。今回の話のメインは「職場の人間関係!」で、
①人間関係が心の健康の鍵であること
②人間関係の質が向上すれば人生の質も向上するとのことでした。
今回は「働きやすい職場環境をつくる上司」というキーワードが多く出てきました。
最後にちょっとした心構えと云うのが有りましたので書き加えておきます。
①一人ひとりが今できる範囲でやれることを誠実におこなう
②周囲が各々の「今できる範囲」を尊重する
③職場は生きていくための糧を得る場であると同時に、
 地域社会に貢献する場でもあることを認識する
④従って、とてもやり甲斐のある場
であることを知るということでした。
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                             (Y.T)
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