病院ブログ

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第36回上天草総合病院学会を開催して
2018.02.08

2月3日 上天草総合病院の6階講堂において「第36回上天草総合病院 院内学会」が
開催されました。病院スタッフ、看護学生、院外の方をあわせて170名が参加されました。

講演の演題は17題で3つのセッションに分けて発表されました。
最初のセッションは診断が困難であった日本紅斑熱、日本紅斑熱の治療の実態、
三次元CT画像が有用であった眼窩異物の摘出、約4年間の手術データーによる
白内障と翼状片の同時手術での
TIOLの適応、龍ヶ岳地区の生活コディネーターの
役割についての発表がありました。

二番目のセッションは眼科外来手術出しのマニュアル作成、高齢者で肺炎を繰り返し
入院される患者の口腔ケア関する実態及び問題点、オムツの種類の変更により排泄物モレを
少なくし介護者及び患者さんのオムツ交換の負担軽減、転倒転落の状況や時間帯の分析、
地域包括ケア病棟における退院支援の取り組み、自己管理が難しい慢性心不全患者に対し
訪問看護導入効果の報告がありました。

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 コーヒーブレークの後、3番目のセッションでは、和田先生による恒例の都市伝説の
解明シリーズ第3弾・血液型のあるある、きららの里利用者のトイレにポスター使用により
トイレ汚染の変化、がんリハビリ開始による作業療法士及び看護師の実施状況と報告、
リハビリ後にBCAA摂取により筋力や検査値の変化、第2回目の上天草け~な
健康フェア開催の報告と今後の展望、今回も外部より熊本大学薬学教育部より
Amakusa Medical Students(AMS)の活動報告がありました。

院内学会の感想としましては、「各分野での頑張っていることがよくわかる
機会だった」、「毎年内容がある(深い)学会になっている」、「院内のスタッフが
発表を行い、そのバックアップを各Drがされているので、学会として非常に面白く
施設全体して盛り上がりすばらしい学会だった。県内に向けての情報の発信をすると
もっと患者さんの治療満足度が上がるのでないかと思い、聞いていてワクワクした。
今後も続けて開催されることを期待します」とご意見をいただき大盛況にて終えることができました。

展示コーナーのお知らせ
2018.01.23

外来の展示コーナーに飾られている作品「シャドーボックス」をご存じでしょうか。
季節ごとに寺田シャードーボックス教室より作品をお借りして展示しています。

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 「シャドーボックス」とは、
17世紀頃ヨーロッパで生まれました。
同じ絵を
610枚程使い、各パーツをカットし重ねて張り合わせ、平面の絵を
立体的な絵に再構築していくペーパークラフトです。制作期間は多種多様な絵があり、
サイズによっても異なりますが、
23時間できるものもあれば何か月もかかるのもあるそうです。
苦労する点は、カッターナイフで絵を切り抜いたり、ピンセットで重ねたり緻密な作業で、
集中力や根気はいるが、完成した時の達成感があるので継続していると生徒の一人である
塚田久美子さんは話してくださいました。作品を見ると、どうなっているのかと
覗き込んでしまいたくなる不思議な感じがします。

 ご来院の際には、展示(循環器内科外来横、歯科外来横)してある作品に
ちょっと足を止めてご覧ください

上天草けーな健康フェアを終えて
2017.12.06
11月23日勤労感謝の日に、第二回目となる上天草け~な健康フェアが開かれました。
第一回目の昨年は松島総合センターで開催されましたが、
今年は大矢野総合体育館に場所を移しての開催となりました。
前日の雨は上がっていたものの、年末並みという寒さに加え風も強く体育館は
冷え冷えとしていました。10時の開会前からお客さんの出足は好調。
蓮尾院長の開会宣言の後、樋島保育園の子供さんたちによる元気のいい太鼓の
演技でフェアは始まりました。病院と看護学校から200名以上の職員学生が
役割分担してブースを開きました。また昨年に続き、天草郡市薬剤師会の皆さん、
熊本大学HIGOプログラムや薬学部の皆さん、企業各社の皆さんにもご協力いただき、
大規模なフェアとなりました。今年は天草広域連合消防からも消防車や救急車の展示、
消防服の体験試着など行っていただきました。
昨年は小学生の子供さんたちにたくさん来ていただいて好評でした。
今年はその年齢幅をもう少し上まで広げたいというもくろみがあったのですが、
これはあまり成功とはいえず、やはり一番のお客さんは小学生の皆さんでした。
病院に子供さんが来られると検査の器械を怖がってなかなか検査させてもらえないことが
多いのですが、フェアのブースとなると自分から器械に向かって首を突っ込んでくる
子供さんが多かったのは面白く感じました。
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職員がそれぞれの専門領域についてわかりやすくお話をするミニ市民講座は
学生さんの呼び込み効果もあってどの講座も立ち見が出る大入り。
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特別講演の石塚俊紀先生の腎臓のお話やNHK「みんなのきょうの料理」に
ご出演の渡辺あきこさんのお話には皆さん真剣な表情で聞き入っていました。
昨年はくまモンが来てくれましたが、今年は午前中に上天草四郎くんが
来てくれたのでくまモンは来ないのかと思ったら、終了近くなった午後2時過ぎにやっぱり登場。
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お客さん方はもちろん、ブースにいた職員までがカメラ片手にぞろぞろと
ステージに詰めかけるという光景が見られました。
子宮頸がん啓発ボーカルユニット「S.K.K.」のステージは
前振りがなかったので皆さんちょっとポカンとされていました。
昨年の松島に続き大矢野で開催してみて、やはり上天草市の人口の中心は
天草五橋付近にあり、市立病院としての使命を考えたとき病院の
移転を真剣に検討すべきだと感じた一日でした。
                                      (T.T)
ヤマハ天草製造工場 総合防災訓練に参加して
2017.11.16
東日本地震や熊本地震のような大規模災害、
いつ身の回りに起きてもおかしくはありません。また、自然災害だけではなく
事故はもっと身近に起こり得ます。
災害や事故が発生した時にどのように行動するべきかは日頃からの訓練にかかっています。
11月10日にヤマハ天草製造株式会社で総合防災訓練が行われました。
消防署と病院、ヤマハの合同で、当院からは我々DMATだけではなく、
病棟や外来の医師・看護師など18名が参加しました。
今回のような事業所での訓練は上天草では初の試みだそうです。
訓練内容は、「爆発事故発生」「ヤマハ自営の消防班が初期消火」
「一報から消防隊に続いて救急隊が駆け付け、消火活動や人命救助、
救護所の立ち上げ、一次トリアージ」「DMAT派遣要請から到着、
傷病者の二次トリアージ開始・処置開始・優先度の高い患者より搬送」までを行いました。
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我々は既存施設内での救護所の運営を行いましたが、実際の現場で起こるような
問題に直面しました。重症患者の救護所スペースが狭く、さらに出入り口が
1つしかないために傷病者の搬送出に支障をきたしました。また、ホワイトボードを
所内に入れることができず情報が分断されたりしました。このように実際の現場では、
予期できない困難が待ち受けていると思い知らされました。
後日、写真や動画を見返した時に、訓練中には分からなかった『良かった点』や
『反省点』が見つかりこのような訓練を反復することの重要性にも気づかされました。
さらに今回の訓練を通して災害時における消防組織と医療組織の密な連携の
必要性を感じましたのでこのような総合防災訓練が継続することを期待しています。
                                                                                                                      (T.K)
DMAT初号チーム 技能維持訓練へ参加
2017.10.10
今回、私たち「上天草総合病院DMAT 初号チーム」は、9月29日(金)~30日(土)
長崎で開催された技能維持訓練に参加した。
DMATは5年間の期間で、2回の技能維持訓練と1回のDMAT地方ブロック訓練を
行わなければならない。
私はDMATの調整員として、熊本地震で初めて災害現場出動した。
益城町での被災者の安否確認や小さな救護所を役場入り口に立ち上げ、
医師と看護師は処置を行っていたが、調整員の自分は何をしていいのか?
どうしたらいいのか分からなかった。しかし、
被災の方々がどんどん役場に押しかけて来られたため、物資の搬送や
被災者の方への配給など現場での手伝いをした。のちに、
DMATの現場のプロの方へ話を聞くと、調整員の役割などなく、現地へ行ったら、
気付いた所、声がかかった事、目に見えた所など、いろんな所に手伝い、
援助してくださいと助言をもらった。さて、今回の技能維持訓練では、
医師、看護師、調整員に分かれ、職種毎に講義、実習シミュレーションなどが行われた。
熊本地震を経験しての今回の訓錬であり、災害が起きたときに
どう行動したらいいのかを再確認する機会となったが、
改めて行動の難しさを痛感した。
机上訓練では病院支援受援演習を行い、実際の災害を想定して病院側の
受け入れを当病院チームが行ったが、こてんぱんにやられ、心が折れ、みんな下を向いて
無言!毎回、この研修で「視野を広げ、伝達をよく聞き、もれなく記載する!」を
反省点に挙げているが、今回も上手く出来なかった。
今回の研修を通して、講義も演習もとても勉強になった。
まだまだ知らないことばかり。いつ起こるかわからない災害に備えて、
もっともっと勉強せねば!
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