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マンモグラフィ

マンモグラフィ(撮影室3)

 乳房は乳房専門のX線撮影装置で撮影し、マンモグラフィと呼ばれています。乳房は乳線組織や脂肪組織、間質組織から構成され、一般撮影で使用されるX線装置ではそれらの組織の差を抽出することができないため専用の装置で撮影します。マンモグラフィを撮影することで視触診では発見しづらい小さなしこりや石灰化がわかります。乳がんは石灰化を伴うことが多く。マンモグラフィは微細な石灰化の抽出に優れ早期乳がんの発見に大変有用な検査です。また、しこりを伴わない乳がんや良性の病変も抽出できます。マンモグラフィでは特に高度な撮影技術が要求されますが、当院ではマンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定の女性技師が担当しております。

撮影方法

検査は上半身裸で行います。メガネやネックレス等は外し、制汗剤等を使用している場合はふき取っていただきます。圧迫板というプラスチックの板で乳房をはさんで圧迫し、左右それぞれ上下方向(CC撮影)と斜め方向(MLO撮影)の撮影を行います。また、追加で撮影することがあります。検査時間は、15分~20分くらいです。

圧迫する理由

乳腺に重なっている病気を見やすくします
乳腺の重なりをなくすことで微細な石灰化や腫瘤が抽出しやすくなります
乳房を薄くすることで被爆が減ります
乳房を1cm薄くすると被爆は約半分に減るといわれています。
動きによるブレをなくします
乳房を圧迫することで痛みを伴うことがありますので、我慢できない場合は担当技師に遠慮なくお伝えください。また緊張等で体に力が入ってしまうことがありますが、痛みを少しでも和らげるために体の力を抜きリラックスして検査を受けるようにしてください。生理前は乳房が張ったような状態になり、圧迫時に痛みが出ることがあります。可能であれば、生理開始1週間後に検査を受けることをお勧めします。より良い検査ができるようにご協力をお願いします。
その他、気になることがあるかたは遠慮なく担当技師にご相談ください。
注意事項

以下に該当するかたは、検査前に必ず担当技師にお伝えください。

  • ペースメーカーやシャントを挿入されているかた
  • 豊胸手術をされているかた
  • 妊娠中、またはその可能性があるかた
  • 授乳中のかた
外来診療
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上天草市立上天草総合病院