DMATとは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical
Assistance Team)の略で
災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チームです。
熊本地震では全国から多くのDMATが駆けつけ活躍しており、
上天草総合病院からも出動し益城体育館で活動しております。
*研修修了で疲れきった顔の新生チーム
今回のチームは医師1名、看護師2名、業務調整員1名のメンバーで
構成されています。平成29年5月17日から5月20日までの
4日間兵庫県災害医療センターでDMAT隊員養成研修を受講してきました。
全国から総勢57名の参加でした。毎日、朝8時から開始して終わるのは
夜の7時を超える大変ハードなものでした。
研修内容は基礎の座学で頭に詰め込み、災害現場想定のシミュレーションでは、
様々な想定を色々なチームと連携しながらディスカッションを行いました。
特に炎天下で防護服を着用の模擬訓練では、一刻と状況が変わる中で
シミュレーションの様にうまくはいかず心身ともに疲労困憊でした。
また、夕食時には「あの時どうしたらよかったのか?」
「誰がどういう動きをするのか?」など議論に発展したり、
課題をこなしたりとまったく休まることのない4日間でしたが、
その甲斐もあり試験を無事合格し研修を修了しました。
*懇親会で試験の結果発表 優秀賞に選ばれました
災害には、地震や土砂崩れなどの自然災害やテロや交通事故などの
人為災害があり、いつ起こり巻き込まれるか分かりません。
上天草総合病院は熊本県に13ある災害拠点病院に指定されています。
今回の研修でDMAT隊員登録されましたが、今後も訓練や研鑽を積み、
有事に備えDMATとして役割を果たしていきます。
(T.K)