平成30年10月28日(日)に上天草市の総合防災訓練に合わせ、院内でも防災訓練を
実施しました。当院は天草医療圏における災害拠点病院に指定されており、
DMATチーム(災害派遣医療チーム)を2チーム有しています。
今回の訓練は、災害発生後の上天草総合病院BCP計画(事業継続計画)に沿った
対策本部及び各部署・職員の役割分担を確認するとともに、課題を発見し職員の防災意識の
向上等を主な目的として実施し、職員、看護学生併せて120名が参加しました。
訓練想定は、市の総合防災訓練に合わせた、午前9時00分頃、南海トラフを震源とする
マグニチュード9の地震が発生し、上天草市では震度6弱の揺れを観測。
津波警報が発表され、傷病者も多数発生しているとしました。
第1部の訓練は、市の訓練として、病院1階フロアーにおいてシェイクアウト訓練、
そして津波を想定し、医事課職員が患者役の看護学生を3階へ避難誘導、津波を知らせる
オレンジフラッグ掲出等の訓練を実施ました。
第2部の訓練は、病院独自の災害拠点病院としての傷病者受け入れ訓練を実施しました。
災害発生後に、脇田病院長が災害対策本部長となり災害対策本部を2階会議室に立上げ、
院内の被災状況やライフラインの確認等においては、職員の役割分担の確認を行いました。
その後災害医療への切り替え宣言を行い、溝部副院長が診療統括本部長となり、
トリアージエリア、赤・黄・緑エリアに各担当者を配置し、傷病者受け入れ訓練を
行いました。ほとんどが初めての経験で、連絡や情報共有など戸惑いもありましたが、
時間がたつにつれ本番さながらの緊張感のある訓練となりました。
終了後病院長より、訓練を通じ職員の防災意識を一層高めるとともに災害拠点病院としての
役割を果たせるよう防災への取り組みを行っていくとの訓示がありました。
思います。
(C.M)