病院ブログ

ヤマハ天草製造工場 総合防災訓練に参加して

東日本地震や熊本地震のような大規模災害、
いつ身の回りに起きてもおかしくはありません。また、自然災害だけではなく
事故はもっと身近に起こり得ます。
災害や事故が発生した時にどのように行動するべきかは日頃からの訓練にかかっています。
11月10日にヤマハ天草製造株式会社で総合防災訓練が行われました。
消防署と病院、ヤマハの合同で、当院からは我々DMATだけではなく、
病棟や外来の医師・看護師など18名が参加しました。
今回のような事業所での訓練は上天草では初の試みだそうです。
訓練内容は、「爆発事故発生」「ヤマハ自営の消防班が初期消火」
「一報から消防隊に続いて救急隊が駆け付け、消火活動や人命救助、
救護所の立ち上げ、一次トリアージ」「DMAT派遣要請から到着、
傷病者の二次トリアージ開始・処置開始・優先度の高い患者より搬送」までを行いました。
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我々は既存施設内での救護所の運営を行いましたが、実際の現場で起こるような
問題に直面しました。重症患者の救護所スペースが狭く、さらに出入り口が
1つしかないために傷病者の搬送出に支障をきたしました。また、ホワイトボードを
所内に入れることができず情報が分断されたりしました。このように実際の現場では、
予期できない困難が待ち受けていると思い知らされました。
後日、写真や動画を見返した時に、訓練中には分からなかった『良かった点』や
『反省点』が見つかりこのような訓練を反復することの重要性にも気づかされました。
さらに今回の訓練を通して災害時における消防組織と医療組織の密な連携の
必要性を感じましたのでこのような総合防災訓練が継続することを期待しています。
                                                                                                                      (T.K)
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上天草市立上天草総合病院