乳房は乳房専門のX線撮影装置で撮影し、マンモグラフィと呼ばれています。乳房は乳線組織や脂肪組織、間質組織から構成され、一般撮影で使用されるX線装置ではそれらの組織の差を抽出することができないため専用の装置で撮影します。マンモグラフィを撮影することで視触診では発見しづらい小さなしこりや石灰化がわかります。乳がんは石灰化を伴うことが多く。マンモグラフィは微細な石灰化の抽出に優れ早期乳がんの発見に大変有用な検査です。また、しこりを伴わない乳がんや良性の病変も抽出できます。マンモグラフィでは特に高度な撮影技術が要求されますが、当院ではマンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定の女性技師が担当しております。
検査は上半身裸で行います。メガネやネックレス等は外し、制汗剤等を使用している場合はふき取っていただきます。圧迫板というプラスチックの板で乳房をはさんで圧迫し、左右それぞれ上下方向(CC撮影)と斜め方向(MLO撮影)の撮影を行います。また、追加で撮影することがあります。検査時間は、15分~20分くらいです。
以下に該当するかたは、検査前に必ず担当技師にお伝えください。