令和元年度末からの新型コロナウイルス感染症も令和5年5月連休明けに感染症法の5類に引き下げられたこともあり、それまで制限されていたことが緩和され、旅行などの人の流れ、オンラインで開催されていた会議等が対面で施行されるようになったり、社会経済活動の制限解除、病院では面会禁止から禁止解除などが行われてきました。当院は、上天草地域の市立病院としての役割を果たすべく、新型コロナウイルス感染症への対応・対策を職員一同一丸となって立ち向かってきました。今後、ポストコロナの時代が進んでいくと思われますが、超少子高齢化が進む地域で持続可能な地域医療を提供するためにはどうすべきかを考えながら病院の運営をやっていきたいと存じますので、市民の皆様にもどうぞご協力をお願い申し上げます。
当院の病院理念は「信頼される地域医療」であり、住民に信頼されるべく地域医療に取り組んでおります。
病院の基本方針には、
を掲げ、地域に密着した医療を包括的に、継続して、協調性をもって、地域住民に提供できる医療機関を目指しています。
上天草地域は、都市部と比べ、少子高齢化が進んでおり、超少子高齢化となっておりますが、高齢者は単一の疾患だけでなく複数の疾患を合併していることが多く、多職種協働でチーム医療を提供することが必要となります。チーム医療で、信頼に足る医療を提供できるように心がけています。住み慣れた自宅で安心して過ごせるように、在宅復帰に向けた機能回復の目的や在宅患者の緊急時受け入れも可能な地域包括ケア病棟を運営し、地域完結型の医療を実践しております。併設する老人保健施設「きららの里」では家庭復帰を目指して介護・リハビリの提供を行っております。
上天草総合病院の職員であるという自覚と誇りを持って、自身の健康に注意して、患者中心の医療を、チームで展開していきたいと思います。今後も上天草総合病院に対するご理解、ご協力、ご支援をお願い申し上げて挨拶とさせて頂きます。